義理にゃ強いが情けにゃ弱い、渡世人・くに政は、
任侠界の騒動を解決しながら、国から国へと旅を続けておりました。
ある日、旅からふらっと帰ってきたくに政は、突如お琴ちゃんから
闇討ち事件が発生したこと、そしてその犯人がくに政の友人りき五郎だということを聞きます。
しかし、りき五郎がそんな事をするはずがない、と思ったくに政は、お供のつる松を連れ飛び出していくのでありました。
時を同じくして、任侠一家同士の大規模な抗争が勃発。
任侠界は騒然となってしまいます。果たして、くに政や仲間達はどうなってしまうのでしょうか―――。
はちゃめちゃアクション時代劇、ここに開幕!
- くに政(くにお)
- 主人公。正義の侠客。
友人であるりき五郎の無実を晴らすため、諸国を駆け巡る。 - お琴(長谷部)
- くに政と親しい任侠一家の親分の娘。
くに政を想っているが、添い遂げられない運命にあると諦めている。 - りき五郎(りき)
- 一匹狼の渡世人で、くに政の友人。
闇討ちの犯人とされているが・・・・・・? - つる松(園川)
- くに政を「兄貴」と慕い、勝手に付いてきて共に旅をしている渡世人。
お人好しな性格で、騙されやすいが憎めない男。 - 文蔵(豪田)
- かつては名実ともに街道一の親分であったが、病に伏してからは災難続きで、格も勢力も下がりっぱなし。
- 虎蔵(熊田)
- 文蔵一家に敵対する虎蔵一家の親分。
忠吉郎一家に対抗するため、文蔵に忠吉郎を裏切るよう迫る。 - 半四郎(根立)
- 他の一家の客人だったが、長らく虎蔵一家に居着いていた。
しかし、何者かに斬り付けられて命を落とす。 - 謎の刺客(???)
- 半四郎殺害の真犯人と思われる謎の人物。
一体何者なのだろうか……? - 忠吉郎(前田)
- 全国の親分衆の頂点に立つと言われている大親分。血の気が多いが仲間思い。
文蔵とは義兄弟の契りを交わした関係。
- 甚六(鬼塚)
- 甚六一家を率いる親分。虎蔵一家に迫られ、協力的な関係にあった文蔵一家と敵対することになってしまう。
- 浅次郎(藤堂)
- 姿をくらましてから数年後、ふらりと文蔵一家の元へやって来て、再びお琴ちゃんに近づいているようだが……?
- おふじ(麗華)
- 高貴そうな身なりをした謎の女性。文蔵一家に好意をもっているらしく、手を貸してくれることも。
- しのぶ(百地)
- ピンクの忍び装束で単独行動をするくノ一。
くに政に対して情報をもたらしてくれるが、謎の存在。 - 小次朗(紫)
- 剣術の達人であるため、最強の人斬り…と噂されている孤高の美男子。
真之介を敵視しており、その裏にはとある秘密があるようだ。 - 真之介(立花)
- 人当たりが良く、真面目なお侍さん。
通行手形をなくし関所で困っていたところ、くに政と出会う。 - 雷蔵(拓殖)
- 体制から切り捨てられた忍者一族の頭領で、幕府を恨んでいる。
また、小次朗のことも敵視しており、その後を追っている。 - お美津(島田)
- とある団子屋の看板娘。りき五郎が追われていることを知り、
「りき五郎さんに会いたい…」と、共に旅をしてくれる者を待ち続けている。
- 頼れる子分たち
- 本作には「子分」として一緒に旅に連れて行けるキャラクターが登場!
- 与之助(吉野)
- 文蔵一家に名を連ねる一人。
りき五郎とは何故か仲が良い。地味に活躍するタイプ。 - 重吉(山田)
- 文蔵一家で働いており、周囲からの評判も良い。
- 梅三郎(森本)
- 近隣の小一家の親分。気が弱くて人が好い。
- 五平次(鷹峰)
- 近隣の小一家の親分。貧しい一家なので、金に目が眩んでしまうことも……
- 忠右衛門(木下)
- 忠吉郎一家の刺客。何故かくに政をしつこく追い掛ける。
- 弥五郎(五代)
- ドスを使わせたら右に出るものがいないほどの使い手。
虎蔵一家を離れて旅をしていたところ、忠吉郎と出会って彼に協力することとなる。 - 平七(小林)
- 甚六からの信頼も厚い、右腕的な存在の男。
- 京助(音無)
- ふらりと家を飛び出して数年、風の向くまま気ままに旅を続けている風来坊。
平七に命を救われたことがあり、以来彼に付き従って旅を続けている。
- 行く手を阻む刺客たち
- 一兵衛(上条)
- 常に六兵衛と共に行動している流れ者。虎蔵一家に金で雇われている。
- 六兵衛(山本)
- 常に一兵衛と共に行動している流れ者。共に貧しい村の出身で、都で一旗揚げようとしていた。
- 権作(西村)
- 巨躯を活かした力で悪事をはたらく小悪党。
- 桃治(村田)
- 虎蔵から依頼を受けている闇の仕事人。記憶をなくしており、誘われるがままに闇の仕事をしている。
- 半兵衛(七瀬)
- 闇の仕事人で桃治の仲間。しかし桃治が虎蔵一家に手を貸している事には反対している。
- 銀八(沢口)
- 権作の子分。一級品の根性を持っているが、コテコテの手下タイプ。